フランスのルノーは、2005年通期(1−12月期)の決算見通しについて現地時間16日、下方修正を行った。売上高に対する営業利益率を、当初見込みの4%台から3%台へと引き下げるというもので、西欧におけるルノー車の販売不振が主な理由という。
ルノーは、来年2月に、カルロス・ゴーンCEOが策定した中期経営計画を発表する予定だが、営業利益率をどの程度に設定するかという点に関心が集まっている。
先頃、日産が発表した2005年9月期の中間決算では売上高に対する営業利益率が9.2%という高い水準だった。そのためルノーもあまり低い目標は掲げらけないはず、というのがもっぱらの見方だ。