三菱ふそう環境・社会報告書、CO2を37%削減

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三菱ふそうトラック・バスは、2004年度の日本国内での環境活動・社会活動を報告する「環境・社会報告書2005」を発行した。三菱ふそう単独では2号目。

今回から、名称に「社会」を加え、社会活動に関する記載を充実させたほか、トピックス欄を新たに設けて自動車リサイクル法への対応やエコアクション21普及活動への取り組みを紹介した。

報告書は、コンプイアンス憲章の制定や「ふそう倫理委員会」の設置による企業倫理向上への取り組みや品質改善への取り組みの一環としてのISO9001の認証取得活動状況、車いす対応車両「ローザチェアデッキバージョン」などの「人にやさしい車両」の普及活動などについて掲載した。

環境サステナビリティプランの進捗状況では、クリーンディーゼルエンジン、パラレル式ハイブリッドシステム、機械式自動変速機を組み合わせて環境性能とイージードライブを実現を図ったモデルを2006年春に発売する予定や、ダイムラークライスラー・グループの一員として、小型ハイブリッド技術開発の中心としての役割を担うことを明記した。

工場からのCO2排出量は11万9000トンで1990年度比37.7%削減し、目標だった20%削減を達成した。取引先のうち、82%がISO14001またはエコアクション21の認証を取得し、今後も100%を目指して支援活動を継続すると、している。

環境会計では、売上げ高の2.8%を「環境保全コスト」として計上した。とくに、自動車リサイクル法に対応するシステムの構築・運営費用として約3億円を計上した。また、今回から環境保全効果と環境保全対策に伴う経済効果を算出し、環境保全活動による効果を定量的に評価する。

このほか、グローバル事例紹介の第一歩として「海外関連会社(MFTE、MFTT)の環境保全活動」も掲載した。

《レスポンス編集部》

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