トヨタ『RAV4』には標準装着のオーディオが無く、基本は「ラジオレス+6スピーカー」となる。このため「メーカーオプションのHDDナビ(AVN)を装着する」、「ディーラーオプション(DOP)のナビ、オーディオ類を選ぶ」、「ラジオレスのまま発注し、後で市販ナビやオーディオを装着する」という、3つの選択肢の中から発注前に選ぶこととなる。
トヨタがRAV4の主要購買層と想定した20歳代後半から30歳代前半の男性は標準装着のCDプレーヤーを好まず、自分のニーズにあったものをチョイスする傾向が強い。このため、微小ではあるが車両価格の上昇にもつながるオーディオの標準装着を見送ったという。
今はDOPのナビを発注時に選ぶ人も多く、装着あり/なしでラインナップを多くするぐらいなら、最初からオーディオレスしか用意しないというのも納得できる。
取り付けスペースは2DIN分が用意されるが、エアコン吹き出し口が上部に配置されているため、2DIN-AVNタイプをチョイスする必要がある。市販のインダッシュモニタータイプの場合、エアコン吹き出し口をモニターで塞いでしまうことにもなる。この点には注意が必要だ。