三菱自動車は、ゴールドマン・サックス・インターナショナルがダイムラークライスラーから買収した三菱自動車の全株式を市場で売却したとの報告を受けたと発表した。これで、三菱自動車の筆頭株主は再び三菱重工業となり、ゴールドマン・サックスは従来通り7位の株主となった。
三菱自動車によると、ゴールドマン・サックスから三菱自動車株5億4815万2000株を市場で売却したとの報告を14日付けで受けたと発表した。
ゴールドマン・サックスは、11日にダイムラークライスラーが保有する三菱自動車全株式をゴールドマン・サックスに売却し、筆頭株主に踊り出た。ただ、ダイムラークライスラーからいつ譲渡を受けていたかは不明で、ゴールドマン・サックスは三菱自動車の株価が高水準にあるうちに、全株式を市場で売却した模様。ゴールドマン・サックスはもとも三菱自動車に約1%出資する7位の株主だった。