かねてから噂があった通り、マクラーレンのテクニカルディレクターだったエイドリアン・ニューウィーが、レッドブル・レーシングに移籍したことが正式に発表された。
現在46歳のニューウィーがモータースポーツでのキャリアをスタートさせたのが1980年。最初の仕事はフィッティパルディチームのチーフエアロダイナミシスト。その後マーチのデザイン部門に移り、1年以内にマーチGTPスポーツカーのチーフデザイナーに昇格。1983、1984年に2度チャンピオンシップを獲得。
84年にはマーチのインディーカープロジェクトのチーフデザイナーに就任。85年からインディ500で3連覇を達成する。87年マーチ(レイトンハウス)のF1入りと同時にテクニカルディレクターに就任。90年にウィリアムズ入りすると6年間で5タイトル獲得という大成功を収めた。そして98年にマクラーレンに電撃移籍。同年チームにチャンピオンシップをもたらす。
タイトル請負人という異名を取るニューウィーの移籍は、レッドブルにとって大きな力となりそうだ。