トヨタ自動車は、「トヨタ環境活動助成プログラム」の2005年度助成対象として25件のプロジェクトを決定した。助成総額は約1億7000万円で、これによって開始以来6年間の支援累計は、世界33カ国で89件、約10億8000万円となる。
このプログラムは、トヨタが1999年に「グローバル500賞」を受賞したことを記念して開始した。環境学習や環境技術分野で実践的なプログラムを推進するNPOなどの民間非営利団体・グループの活動を支援するためのもの。今年度は、助成金額や活動地域に制約を設けない「一般助成枠」に加え、国内の活動を対象に、助成額に上限を設けて申請方法を簡素化した「小規模助成枠」を新設し、より多くの団体・グループに開かれた助成プログラムを目指した。
5−7月の募集期間中に、一般枠は昨年度の196件と比べて倍増の418件、新設の小規模枠は地域に根ざした草の根活動など138件の申し込みがあった。
選考は、国内外の有識者で構成する選考委員会が審議し、目的の妥当性、将来への発展性、助成の必要性、地域特性への考慮等の観点から対象プロジェクトを決定した。
今後、それぞれの活動を、一般枠は最長で3年間、小規模枠は1年間支援する。