このところアメリカで人気、信頼性ともに急上昇中の韓国メーカー、ヒュンダイ/キア(ヒュンダイ自動車グループ)の北米テクニカルセンターが13日、自動車の中心都市デトロイトに近いミシガン州アナーバーに新装オープンした。
総面積18万6000平方メートルという広大な施設では、自動車開発、リサーチなどが行われ、北米で発売する新型モデルプロジェクト開発も行われる。
特にこのテクニカルセンターでは排ガスの減少、燃費向上、自動車の安全性などが中心的なテーマになるという。まだ独自のハイブリッドを持たない韓国メーカーだけに、このテクニカルセンターでハイブリッド、燃料電池車などの新技術開発も行われるものと考えられる。
とりあえずは140人のスタッフでスタートしたセンターは、2007年には雇用も400人になると考えられており、経済的な期待も高まっている。
ヒュンダイでは、次世代『サンタフェ』SUV、『ソナタ』セダン、新型クロスオーバーなどがこの施設で開発されることになるだろうと語っている。
ヒュンダイ/キアによる北米の研究開発拠点は、ほかにカリフォルニア州のデザインセンター、テストコースなどがある。