メルセデスベンツ『Sクラス』(4日日本発表)には、パナソニック製のモジュールタイプHDDナビが標準装着されている。同社製のカーナビについては、これまでにも日本仕様のメルセデスベンツ各車種に採用実績があるが、これら車種は地図メディアにDVDを使うモジュールタイプで、ハードキーを使ってコントロールする。今回のSクラスは統合コントローラー「COMANDシステム」を使って操作するようになっており、初のHDDナビ搭載モデルとなっている。COMANDシステムはメルセデスの開発となり、カーナビは日本市場に合わせて開発されたものを組み合わせている。HDD容量は20GB。音楽CDからのリッピングも可能で、ミュージックレジスターには約750曲が収録できる。ただし、音楽CDからの転送速度は等速であり、ハイエンドというクルマの性格を考えるとちょっと物足りないかもしれない。モニターサイズはワイド8型で、左右に10度ずつスイングが可能。ナビ使用時は運転席側に。DVDビデオ再生時は助手席側に向けることができるが、これは非常に使いやすく、好感が持てる装備だ。
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