【横浜ゴム 新スタッドレス発売】氷上制動力は大幅にアップ

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横浜ゴムより発売された新スタッドレスタイヤの『アイスガード・ブラック』を装着したクルマでテストコースを試乗したときに、もっとも驚かされたのがアイスバーンにおける制動性能の進化だ。

40km/h程度まで加速し、そこからフルブレーキングを開始すると、テスト車の駆動方式を問わず、約10%〜20%も制動距離が短かくなっているのだ。

まず最初に、ブレーキングを開始した瞬間のタイヤの食いつき方が違う。その後もABSが作動してタイヤが瞬間的にロックしているわずかな時間も、ググッとタイヤが路面を噛みついていることがわかる。これだけ、グリップ力が違えば、間違いなく制動距離にも反映されるだろう。

アイスガード・ブラックを開発した、横浜ゴムタイヤ研究部 森麻樹夫さんは「アイスバーンでは−6℃以上になると、氷が解けて危険な水膜が現れてきます。ですがアイスガード・ブラックは、吸水ゴムを新開発し、水を吸うことで高い制動性能を確保しています。実験データでは平均的に15%程度は制動性能を向上しています」

「また、2シーズン目、3シーズン目といった複数年に渡って高いグリップ力を発揮できるように耐久性に関しても考慮して開発を進めました」とコメント。

事実、アイスガード・ブラックの制動性能は体感できるほどに進化しており、このタイヤのもっとも魅力的な部分だった。制動距離に10%以上の差があれば、雪道ならクルマ1台や2台分の差は出てしまうので、いざというときには追突などの衝突の危険も、回避できるかもしれない。

《岡島裕二》

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