朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2005年9月12日付
●自民圧勝296議席、衆院2/3超す(読売・1面)
●奥田経団連会長「構造改革急げ」経済界から歓迎の声(朝日・5面)
●F1ベルギーGP 琢磨リタイア、バトンは3位(朝日・6面)
●スズキ、SUV販売4割増、年間、欧米好調で上方修正(日経・17面)
ひとくちコメント
最初から「自民優勢」は伝えられてきたが、ぶっちぎりの圧勝になるとは誰が予想したことだろうか。衆院選は、自民党が首都圏など都市部の小選挙区で地滑り的勝利を収め、単独で絶対安定多数を上回る296議席を獲得。公明党の31議席を加えた与党は327議席で、衆院の3分の2を超す空前の大勝となった。
特別紙面構成のきょうの各紙にはノーネクタイ姿で笑顔の小泉首相のカラー写真を1面で大きく取り上げ、沈痛の岡田・民主党代表とは対照的である。
経済界からも奥田碩・日本経団連会長らが「郵政民営化など小泉改革が加速することを期待したい」などの歓迎のコメントを発表している。歴史的圧勝の小泉自民党と常勝トヨタがダブって見えるのは筆者の寝不足のためだろうか。