【ホンダ中国】広州ホンダ・峯川総経理…鈴鹿と狭山のように

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●「生き生き」キャッチフレーズは不要

——現時点では第2は年12万台の能力ですが、需要を見ながら拡張もということですか。

峯川 昨年、第2の建設を判断した時は、需要は下向きでした。しかし、クルマの需要はバブル的ではない。高速道路も急速に整備されているし、ここでは足として道具として使われています。年5万km、6万km走行がザラで、世界でも中国のユーザーは最も距離を走るのではないでしょうか。代替需要も底堅いということで、新たな工場の建設を決めたわけです。

当面は年12万台を目標とします。日本の鈴鹿と狭山(製作所)のように、同じフレキシブルな体質の工場を2つもつことで、需要変動や車種追加にも柔軟に対応できる。そうした生産体制にしたいですね。

——人材は勤勉で優秀のようですね。

峯川 操業以来7年で、年産24万台まで成長できたのはプジョー時代の人材を引き継げたことが大きい。1600人くらいが製造経験のあった人たちで、今でも中核として活躍している。決めた作業を決めたとおりにこなすというのは自動車製造業には一番大切ですが、当社の人は作業標準を守るということは非常に優れている。一方で、そのとおりにやらないと罰金とか、(中国企業としての)ペナルティもあるんですが、基本的に優れている。

第2工場の立ち上げでも、若い人のモチベーションは高まっています。自分たちでやるんだと。かつて私が入社したころのホンダのような感じですね。躍動感なり、力が出てそれがいい方向に向かっています。ホンダ社内では最近「生き生き」とかいったキャッチフレーズを使っていますが、ここでは必要ないですね(笑)。

●小型車は需要増から激戦へ
●最後は「QCD」の勝負で生き残る
●「生き生き」キャッチフレーズは不要
●人件費は安くない。現地調達が強い

《池原照雄》

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