2代目『ロードスター』が登場した時には『RX-7』があったが、ボディサイズが大幅に違い構成部品の共通化は少なかった。3代目はボディサイズを拡大し、寸法的に『RX-8』が近くなった。しかし共通性については、サスペンションの取り付け位置ぐらいだ。
新型ロードスターの車体開発を担当したマツダ車両コンポーネント開発本部の山本修弘さんは「ロードスターとRX-8の共通性については、サスペンションの取り付け位置ぐらいです。これは両車が同じ思想で設計されており、同じ部品サプライヤーのものを使っているからです。ですが、サスペンションの構成部品であるダンパーやスプリングは、もちろん両車専用のパーツを使用しています」
「それ以外の部分は全くの専用設計です。ロードスターとRX-8は、宇品工場の同じラインで組み立てられていますが、アンダーボディなどは両車別々のものを用意しており、プラットフォームの共用化は行っていません」とコメント。
ロードスターとRX-8はボディサイズが近くなっても、オープンカーとクーペということもあり、プラットフォームなどの共用化は行われていないようだ。