【スバル ハイブリッド】パワフルなドライブフィール、あとは洗練

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スバルの新ハイブリッド「ターボ・パラレルハイブリッド」(TPH、18日発表)は、すでにテスト車に実装、走行試験を行っている段階である。そのテスト車のドライブフィールについて、スバルのあるエンジニアは次のように感想を述べた。

「低中速はスペックシートの数値以上の力強さが体感できます。低速トルクの薄いミラーサイクルであることを思えば、モーターアシストはやっぱり効果的ですね。中高回転域はミラーサイクル化による混合気減少分を大風量タービンが補ってくれてますので、普通のハイパワーモデルと同等の加速感ですね」(スバルのエンジニア)

もちろん開発はまだ中途段階で、ハイブリッドのモーターアシストとエンジン出力の立ち上がりの同調性をリファインさせるなど、クルマとして自然なフィーリングに仕立てるための課題をクリアする必要があるとのことだ。

が、TPH搭載モデルのリリースまでにはおよそ2年の時間がある。システムそのものはほぼ完成しているため、リファインには十分なリードタイムと言えよう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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