ダイムラークライスラー監査委員会は18日、重役人事の変更を発表した。クライスラーグループの責任統率者であるディーター・ツェッチェが、9月1日よりメルセデスカーグループの責任者となる。
ツェッチェ(52歳)は2006年1月1日からダイムラークライスラーの会長に就任することが決まっているが、メルセデス部門責任者との兼任は当分続ける。
これは現在のメルセデス部門責任者、エクハルト・コルデス(54歳)が8月末で退職するのに伴う人事。コルデスは自らの意思で退職する。
コルデスは04年10月に現職に就いたばかり。ツェッチェとのダイムラークライスラー会長就任レースに破れて退職との見方が強い。コルデスは三菱自動車の社外取締役を務めていたこともある。