住友ゴム工業は、2007年初めの生産開始を予定しているタイで初めての工場スミトモ・ラバー(タイ)の起工式をタイ国ラヨーン県アマタシティ工業団地にある同工場建設予定地で実施した。
起工式には、地区の行政・警察代表、工業団地代表などの招待客や、同社の三野社長、中野取締役常務執行役員、タイ現地法人の黒田社長など、総勢50人が出席した。
タイ新工場は、同社の新工法「太陽」のコンセプトでの生産設備を導入し高品質かつ効率の高い生産を目指す。当初の投資額は130億円程度で、2007年末の生産能力は日産8000本程度となる予定だ。
同社は中期経営計画の柱としてグローバルな成長を掲げており、特に中国を含むアジアを重点的に伸ばす戦略を取っている。インドネシアと中国で工場を運営し組織も整備してきたが今回、アジアで3番目の生産拠点となるタイ新工場の戦力化を含めた生産能力の増強で、ASEANでのシェア10%以上を目指す。