24日、ドイツGP決勝で明らかに最速の走りを見せながらレース半ばでリタイアを強いられたキミ・ライコネン(マクラーレン)。原因はハイドロ系システムのトラブルと見られていたが、実は圧力バルブがきちんと締められていなかったという人的ミスだった模様。
チャンピオンシップでトップを走るフェルナンド・アロンソに追いつくために必須だった10ポイントを落としたライコネンはレース後悔しさをにじませた。
「言いようがないよ! レースをリタイヤするのはいつだって辛いけど、2位に差をつけてトップ走行中のリタイアはなお悪い。勝てそうなレースだっただけに最悪だよ」
「これがレースだから仕方ないけれど、今年はどうも運に恵まれていないようだ。僕もチームも今日の失意を乗り越え、来るハンガリーGPとシーズン残りに集中しなければ」
「まだ計算上はドライバーズ・チャンピオンシップを獲得できるチャンスがあるけれど、より困難になった。でもまだコンストラクターズも残っているし、戦いつづけるよ!」と次に気持ちを切り替えていた。