石油情報センターが21日発表した「給油所石油製品市況週動向調査」によると、7月19日時点の全国平均価格はレギュラー125.3円/リットル、ハイオク136.5円/リットルと、先週末より20銭上がった。
原油相場の上昇で今後の影響も気になるところだが、ドライバー向けの価格を一喜一憂して報じるメディアを横目に、資源エネルギー庁では「運送業や漁業などへの影響が心配」と話す。軽油やA重油の価格が上がっているのに、運賃や魚のセリ価格は到底、引き上げることが難しいため。
燃料価格と末端市場の板挟みに苦しんでいる業種は多く、景気や消費の腰折れ要因になるおそれが高まっている。