2008年、アメリカの燃費規制に大きな変化?

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『オートモーティブ・ニュース』によると、ブッシュ政権はライトトラックとSUVに関する燃費規制を、重量制として変更する準備を進めている、という。

現在の燃費規制は、乗用車とライトトラック(SUV、ピックアップ、ミニバンを含む)に分かれており、メーカーにライトトラック全体の平均として21mpg=8.8km/リットルを要求している。この数値は2007年までに22.2mpg=9.4km/リットルに引き上げられる。

しかし新しいプロポーザルでは、ライトトラックをひとまとめにするのではなく、重量による段階制をもうけ、軽いクルマ、サイズの小さいクルマにはより厳しい燃費基準を課する、というもの。

早ければ2008年からの実施を目指し、現在試案が作成されているという。また、たとえ新規制ができたとしても、自動車メーカーには数年間現在の規制を続行するか、新規制に移行するかを選べる猶予期間が与えられる予定だともいう。

しかしアナリストの中には、新規制を導入すればメーカーはより厳しい燃費規制を避けるために、より大型で重量の大きい車の生産に傾くのではないか、という声もあり、それはガソリン高から大型SUV離れを起こしている消費者の嗜好とは逆となる。

どちらにしても、メーカーにとっては厳しい選択が待っているようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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