三井住友海上火災保険は23日、ロシアのモスクワとサンクトペテルブルグに駐在員事務所を開設すると発表した。現地に拠点を置く日系企業へのサービスを拡充する。
事務所は7月1日付けで開設する。サンクトペテルブルグへの事務所開設は、日系保険会社としては初めてとなる。
モスクワは日系企業の多くが拠点を構えるとともにロシア国内保険市場の70%が集中する。またサンクトペテルブルグは同国最大の港湾都市であり、日系投資の拡大が進むとともに物流量の増加が見こまれる。
同社はこれらロシア2都市に拠点を構えることにより、現地に進出する日系企業に対する保険手配などサービスを拡充する体制を整える。