ビッグマイナーチェンジ(16日発表・発売)を行ったスバル『インプレッサSTI』には、クルマ好きの心をくすぐる装備がいくつか追加されている。
エクステリアでは、ルーフの後端にルーフベーンと呼ばれる、小型のスポイラーのようなものが追加されている。これはルーフからの空気を整流し、リヤスポイラーへと導くことで、リヤスポイラーのダウンフォースを高める効果がある。
このルーフベーンを装備することにより、空力特性が向上したので、「STIスペックC」も大型リヤスポイラーを採用するようになった。
そしてリヤバンパー下にはリヤディフューザーが新たに追加されている。モータースポーツでは御馴染みのディフューザーは、ボディ下を流れる空気を整流し、上手く引き抜くことでボディを路面に吸い付ける効果がある。
さらにインテリアでは、スピードメーターが260km/hまで刻まれるようになった。当然、180km/hでリミッターが作動するので、それ以上は意味がないのだが、スポーティな雰囲気は高まる。
ルーフベーンやディフューザーは高速域では確実に効果を発揮してくれるアイテム。日常的な走行で効果を体感するのは難しいが、クルマ好きは心をくすぐられるに違いない。