日本損害保険協会のまとめによると、03年度の交通事故による経済的損失額は3兆3915億円となり、大阪府の05年度予算額(約3兆1000億円)を上回った。
7日に発表した「自動車保険データにみる交通事故の実態」(03年4月−04年3月)で明らかにした。損失の内訳は人身損失額が1兆6347億円、物的損失額が1兆7568億円だった。
被害者の受傷部位は頚部が圧倒的に多く被害総数の半分を占めた。また同部位の受傷数は過去5年間にわたって増加している。
一方、死亡者数は頭顔部が最も多かった。また、受傷数に対する死亡者数の割合は腹部が最も高かった。