5月31日、アストンマーチン(アストンマーティン)はデザイン部長にマレク・ライヒマンを任命した。同じフォードグループの、製品、インテリアデザイン戦略、プロセス担当デザイン部長からの転身。
ライヒマンは1966年、イギリス生まれ。ロンドンの王立芸術学院(RCA)でビークルデザインを学ぶ。91年にローバーからキャリアをスタート、95年にBMWのカリフォルニア・スタジオであるデザインワークスに移籍、03年発表のランドローバー『レンジローバー』の開発をまとめた。
98年にイギリスにもどってロンドンでデザインスタジオ(フルサイズモデル制作可)を運営していたが、99年にフォード、リンカーン、マーキュリー各ブランド担当チーフデザイナーとしてフォードグループ入りした。
アストンマーチンCEOのウルリッヒ・ベツは、「アストンマーチンは近年、変革の途上にある。マレクはアストンマーチンの今後のデザイン戦略を強化してくれる」と期待する。
前任デザイン部長のヘンリク・フィスカーは、自身のコーチビルダーを立ち上げるために2004年末に退社している。