ヤマハ発動機は、社内カンパニーのIMカンパニーが、ヤマハTiny(タイニー)スカラロボットの新製品『YK180X』『YK220X』の2モデルを開発し、6月1日から発売すると発表した。
ヤマハTinyスカラロボットは、手のひらサイズ(ロボット取付け部の占有面積)のコンパクトな水平多関節型ロボットで、組立部品の小型化や製造設備の省スペース化などの多様化するユーザーニーズに応える製品として、高精度・小型化をコンセプトに開発した。
YK180X/YK220Xは、従来のヤマハTinyスカラロボットの特徴を受け継ぎながら、新たに可搬質量の大幅な向上とスピード性能の向上が図られたバリエーションモデルとなる。
アーム長は180mm(YK180X)、220mm(YK220X)で、設置面積も112mm×105mmと小さく、システム設計の自由度が高い。
XY軸の位置決め精度:±0.01mmと従来製品と同等の精度を確保し、超小型部品を高精度で組み立てるアプリケーションが可能だ。
また、可搬質量は1.0kgと従来のTinyスカラロボットの2倍を達成した。R軸許容慣性モーメントは0.1kgfcms2と5倍。2クラス上のスカラロボットと同レベルの性能を確保し、小型でも重荷重の作業が可能だ。
価格は97万5000円。