損害保険各社が発表した2005年3月期決算によると、自動車保険の保険料収入は軒並み前年実績を割り込んだ。割引率の進行などにより保険料単価の下落が進んだ。
最大手の東京海上日動火災保険の自動車保険料収入は前期にくらべ2%のマイナスになった。損保ジャパンや三井住友海上も前期実績を割り込んだ。生保との販売提携により唯一増収となった日本興亜損害保険も増収幅はわずかに0.1%増にとどまった。
損保各社は各種特約の新設により保険料単価の引き上げを図ろうとしているが、新車需要が代替中心となり割引率が進行していることから単価の下落に歯止めがかからなかった。