日野自動車は24日、今年10月から施行されるディーゼル車の新長期排出ガス規制に同社の中型トラック『レンジャー』シリーズを適合させ、発売した。
新短期の4ツ星にも適合していた既存のDPR(粒子状物質削減システム)を進化させ、NOxを一段と削減することで、新長期に対応した。4気筒と5気筒エンジン搭載車を24日に発売、10月には6気筒エンジンも投入し、規制施行までに中型車全車で対応する。
中型トラックでの新長期対応車は、いすゞ自動車も6月から順次投入する計画だが、全車対応とするのは日野が一番乗りとなる。
販売目標はレンジャーシリーズ全体で、年2万3000台。価格は新短期適合の現行モデルより平均的に20万円高くなる。