スズキの津田紘社長は16日発売した新型『エスクード』を「『スイフト』に次ぐ世界戦略車の第2弾」と位置づけており、将来は世界販売を年20万台レベルに引き上げる考えを示した。
エスクードは当面、国内市場向けに投入し、年1万5000台の販売計画を立てている。2006年からは北米、欧州など世界各地域への輸出を始め、同年中には約180カ国の市場展開を行う方針。
当面は完成車輸出のみだが、津田社長は「需要の拡大傾向を見ながら生産拠点を増やことも検討する」と述べ、海外生産の可能性も視野に入れていることを明らかにした。
旧モデルは05年度に世界で約13万台の販売実績があることから、新モデルの海外市場への投入が完了する07年以降には20万台規模を目指す。