トヨタ自動車は、環境取組の実行計画である第4次「トヨタ環境取組プラン」を策定し、2006年度から2010年度までの5年計画として展開すると発表した。
第4次「トヨタ環境取組プラン」は、2010年グローバルビジョンに掲げた2020−2030年に期待される「再生社会・循環型社会の到来」を念頭に、「地球にフレンドリーな技術で地球再生を牽引」を実現するため、2006年度から2010年度までの活動を明確にした。
具体的には、2020−2030年に予想される環境問題を再確認した上で、エネルギー・温暖化、資源循環、環境負荷物質、大気環境を4大テーマとし、開発・設計、調達・生産・物流、販売・リサイクルの各分野での取り組みを策定する。
計画策定のポイントは、トヨタの成長と社会との共生を両立させ、持続可能な社会構築に寄与するため、グローバルなCO2把握と削減を進める。また、連結会社・サプライヤー・販売店・海外代理店などのビジネスパートナーの環境マネジメントも強化する。グローバル基準に基づく負荷物質の削減や社会との連携強化を進める行動計画となる。
これにより、2001年度から「トヨタ環境取組プラン」に基づき全世界の連結子会社など564社と推進している「連結環境マネジメント」をさらに加速すると、している。
「トヨタ環境取組プラン」は、1993年に第1次を策定、1996年に第2次、2000年4月に第3次を策定している。現行の第3次プランは、2005年度までの計画として対応を推進しており、年度末までにはすべての項目で目標を達成する見通し。