スズキの鈴木修会長は11日の決算発表の席上、経営不振に陥っている資本提携先のGM(ゼネラルモーターズ)について「ウチのことを考えるのが精一杯で他社のことはコメントしようがない」と述べた。
米国大手の不振が与える影響については「当社は工場もないし販売も微々たるものなので圏外と考えている」とし、仮に日米間の摩擦になっても業績などへの影響は軽微との考えを示した。
会見後の懇談で、GMから増配などの要請があるのではという質問に対し「それはない。親が子から支援を受けるようなことは考えないだろう」と述べた。一方で「GMとの信頼関係は、お互いしっかりもっている」ともコメントした。