ホンダの米国子会社のアメリカン・ホンダモーターカンパニーは、米国のクライメイトエナジーと、家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)ユニットを組み合わせたシステムの事業化に向け、基本合意に達したと発表した。
2006年秋から、アメリカンホンダがコージェネレーションユニットをクライメイトエナジー社に供給し、クライメイトエナジー社が親会社のECRインターナショナル社で製造する暖房ユニットと組み合わせた暖房システムを、米国北東部で販売する計画。
また、コージェネレーションユニットの販売に先駆け、クライメイトエナジー社は暖房システムのモニターテストを2005年後半から開始する。
ホンダの家庭用小型コージェネレーションユニットは、世界最小の天然ガスエンジン「GE160V」と、同社独自の正弦波インバーター技術を採用した小型軽量の発電システムを効率的にレイアウトし、家庭用での設置に適した小型化と総合エネルギー効率85%を実現した。
日本では、都市ガス各社を通じて2003年3月から販売し、約2年間で累計約1万5000台を販売している。
同社は、今回の事業化で、家庭用小型コージェネレーションシステムの海外事業をスタートさせる。