中国民族系の華晨汽車(英語名ブリリアンス・オート)は、BMWとの間に合弁会社を持っている。しかし、本家の華晨ブランドもますます精力旺盛。ニューモデルの開発に余念がない。同社はトヨタからの技術供与で『グランビア』の中国版『金林閣瑞斯』(何と発音するのか聞きとれなかった)を生産しているが、その経験が品質向上に大いに役立っているようだ。新しい2.0/2.4リットルセダン『尊馳』(どう読むのかはわかりません)はなかなかの出来映え。フロントグリルは中華の「中」の文字をイメージしているという。この尊馳も、イタリアの某有名カロッツェリアの協力を得ているとウワサされている。本革シートの風合いはいまひとつだが、インテリアの樹脂成型品の出来は充分なレベル。価格は外資提携組の同クラス車より割安。ちなみにエンジン型式は「4G63/4G64」だから三菱自動車のもの。三菱自動車は中国に2つのエンジン工場を持ち、トランスミッションと組み合わせて複数の民族系メーカーに供給している。カタログには誇らしげに「三菱技術」と書かれている。あ、写真の小姐は純粋中国娘です。
イード、「上海モーターショー2025」現地取材レポートを発表 ~EV技術は人型ロボットへ、日系メーカーは巻き返しなるか~ 2025年5月26日 今年の4月23日~5月2日に中国・上海で開催された「上海モーター…