日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本四連絡橋公団は、クレジットカード契約をしないでもETCが使えるETCカードの発行を準備している。発行に向けて4公団では、一般ユーザーがモニターとして参加するテストを実施する。
従来のETCシステムはクレジットカード会社と契約するのが必要条件だった。今回、4公団ではあらかじめ保証金(デポジット)をユーザーに預託してもらい、通行料金を金融機関の口座から引き落とす方法の準備をすすめている。
そこで、決済処理が円滑に行われるかを検証するとともに、使い勝手について一般ユーザーから意見を聞くことを目的とした、モニターを募集することになった。
モニターになるには、一定の保証金を預託することと、利用状況についてのアンケートに回答することが条件。テストの実施期間は、モニター用ETCカードが到着してから2005年末までを予定。モニター募集期間は4月1日から5月31日まで。募集人員は、当初500名で順次増加し、最大2000名までを予定している。
モニターが利用した有料道路の通行料金は、郵便局の貯金口座から1カ月単位で自動引き落としとなる。また、モニターはETCを活用した様々な割引を受けることが可能だ。