トヨタ自動車と日野自動車は14日、「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」の会場内や会場間の交通手段となる車両を日本国際博覧会協会に引き渡した。同協会は早速、発車式を行い、今週18日から始まるプレス公開などに向けた試運転に入った。
引渡しされたのは、長久手会場内の移動用にトヨタが開発した新交通システム「IMTS」(Intelligent Multimode Transit System)の車両13台と、長久手-瀬戸会場間を結ぶためトヨタと日野が共同開発した燃料電池ハイブリッドバス8台。
IMTSは、主として無人自動運転による運行を行う。2−3台で隊列走行し、ITSの近未来の姿を実現する。1台あたりの定員は50人で、1日当たりの輸送能力は1万9900人となる。一方の燃料電池バスは両会場間(4.4km)を約10分で結び、約8分間隔で運行される。