日本経団連は、トヨタ自動車の張富士夫社長ら3人を経団連副会長に内定した。今年5月に開催する総会で承認を受けて正式に就任する。
副会長に内定したのは張氏のほか、東芝の岡村正社長、新日鉄の三村明夫社長の3人。5月の総会でのホンダの吉野浩行相談役、東芝の西室泰三会長、新日鉄の千速晃会長の3人が経団連副会長を退任する予定で、この後任となる。
トヨタ会長の奥田碩経団連会長が来年5月に経団連会長を退任することを表明しており、後任会長は今回副会長に就任する3人の中から選ばれる。トヨタは財界活動を強化しており、次期経団連会長には、奥田現会長の意向も働きやすい張氏の就任が有力だ。
トヨタ出身者が2代続けて財界総理と呼ばれる経団連会長職に就任、日本の財界を意のままに操る?