ロールスロイス『ファントム』のロングホイールベース仕様がジュネーブモーターショーで発表された。ボディは、単純に全長を引っ張ったという違和感もなく、バランスがとれたフォルムだ。
デザインを担当した、チーフデザイナーのイアン・キャメロン氏も、「250mmと大きく長さを伸ばしたが、非常にバランスの良いプロポーションに仕上げることができた。単体で見る分には延長したという違和感は無く、標準モデルと2台並べない限り、長さの違いを意識することもないと思う」と、ボディバランスに自信のコメントを寄せた。
パワートレインはノーマルのファントムと全く同じ。720Nmのビッグトルクと460psを発揮する6.8リットルV12に、ZF社製6速ATの組み合わせ。
中東やアジア太平洋地域からロングバージョンの引き合いがあることから、この2地域が最初のデリバリー予定となるようだ。