マーケットのほとんどが北米市場であるキャデラックだが、ヨーロッパで認知される高級ブランドになることがその悲願でもある。
『CTS』、『STS』といったセダンに加え、『XLR』のようなロードスターも投入し、デザインとイメージの向上に力を入れてきたキャデラックだが、ヨーロッパでの普及という目標の達成までは遠い。
そこで、キャデラックがジュネーブモーターショー(3月1日開幕)で発表するのは、アメリカンテイストとはひと味違う、「ヨーロッパのためだけに」デザインされた『BLS』モデル。ショーカーは市販前提で、キャデラックのエントリーモデルとなる。
CTS、STSなどがエッジのきいた角張ったデザインなのに対し、BLSは丸みを帯び、「洗練」を意識している。ただしグリルや高めのルーフラインなどはキャデラックのキャラクターを活かしたものとなっている。
「都会的な中にもパワーとパフォーマンスを感じさせる」というBLS、ヨーロッパではどのように受け入れられるのだろうか。