トヨタ自動車は、3月25日から開催される愛知万博に向け、昨年11月から工事していた企業展示館のトヨタ会館(愛知県豊田市)の全面改装を完了し、2月16日からオープンする。
トヨタ会館は、会社創立40周年を記念し1977年に設立された。トヨタのクルマづくりの考え方や自動車関連技術を紹介するトヨタ本社の企業展示館として、小学生から大人まで国内外の幅広い人が訪れ、延べ1200万人の見学者を受け入れてきた。
今回の改装は、1997年会社創立60周年の記念事業として8年ぶりに全面改装し「環境」「安全」「モビリティ機会の格差」などの社会的諸課題に対し、21世紀を見据えたトヨタの取り組みやビジョン、最新の自動車関連技術を、大人から子供まで楽しく、分かりやすく体感できる展示を目指した。
改装の主なポイントとしては、「環境・安全コーナー」に「自然から学んだ知恵」をテーマに、『プリウス』や燃料電池車、未来のコンセプトカー『Fine-N』、『i-unit』を展示する。「生産コーナー」 では、トヨタ生産方式を紹介した生産ラインの模型を展示したほか、プリウスの生産工程を大画面で紹介する。
「ショールーム」では、8月から日本で展開するレクサスブランドの本格的ショールームを新設する。「社会科見学コーナー」では 自動車のエネルギーの変遷を、小学生にわかりやすく紹介する。
また、正面玄関では「トヨタ・パートナーロボット」が訪問者を迎える。説明パネル・映像には、英語・中国語を併用し、海外の幅広い来場者にも楽しく見学できるよう配慮した。