8日、東京都文京区内の都道で、前走するトラックを追い越そうとしたバイクが転倒し、追い越したトラックを含む2台に相次いではねられる事故が起きた。
バイクを運転していた18歳の男性は近くの病院に収容されたが、間もなく死亡している。トラックはそのまま現場から逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始している。
警視庁・大塚署によると、事故が起きたのは8日の午前7時50分ごろ。文京区大塚付近の都道(通称:不忍通り)を走行していたクルマのドライバーから「バイクが事故を起こしたようだ。運転者とみられる人が路上に倒れている」との110番通報が寄せられた。
同署員が現場に急行すると、路上にはフレームなどが壊れたバイクがあり、その横で18歳の男性が倒れていた。男性はすぐに近くの病院へ搬送されたが、頭を強打しており、間もなく死亡が確認された。
目撃者の話によると、バイクは前走していたトラックを追い越そうとした際に車体の一部と接触。バランスを崩した状態でフラフラと走り、追い越したばかりのトラック前方で転倒した。
トラックはこれを避けられないまま男性のバイクと衝突。さらにその後続のトラックも男性をはねた。2台のトラックは現場で停車することなく、そのまま逃走している。
警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。逃げた2台のトラックの行方を追っている。最初にひいたのは積載量4トンの普通トラックで、運転席部分は緑色の塗装が施されていた。