踏切内で立ち往生、特急が衝突

自動車 社会 社会

2日、大分県中津市内のJR日豊線で、踏切内で立ち往生した軽トラックと、JR九州の特急ソニック10号が衝突する事故が起きた。この事故で軽トラックの荷台部分が大破し、運転していた58歳の男性が軽傷を負っている。

大分県警・中津署によると、事故が起きたのは2日の午前9時ごろ。中津市是則付近にあるJR日豊線・東中津駅構内にある踏切で、同市内に在住する58歳の男性が運転する軽トラックが、踏切内の路面が凍結していたことによってスリップ。踏切内で立ち往生した。

男性は一旦クルマから降り、クルマを押し出そうとしたが果たせず、再び運転席に戻って発進を試みていたところ、佐伯から博多に向かっていた特急ソニック10号が衝突した。

特急の運転士は踏切内に立ち往生しているクルマを発見して急ブレーキを掛けたが、完全停止には至らず、30-50km/h程度の速度で衝突。軽トラックは荷台部分が大破した。

この事故で軽トラックを運転していた男性が腰などを打撲する軽傷を負ったが、特急列車の乗客乗員約160人にケガはなかった。

現場付近の道路は乾燥していたが、踏切内には前日に積もった雪が凍結した状態で残されており、これが原因で軽トラックはスリップ。前にも後ろにも進めなくなったようだ。タイヤは夏タイヤだった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集