三菱自動車は、2005年3月期連結決算見通しの下方修正を発表した。
下方修正は、2005年3月期連結決算見通しが、前回発表時よりも売上高が650億円マイナスの2兆1000億円、経常赤字が180億円赤字が増えて1970億円となる見通し。これは北米と中国の販売が前回計画を大幅に下回る見通しなのに加えて増資に伴う新株発行費用50億円を見込んだため。
最終赤字は、経常赤字の拡大と将来負担を軽減するため、米国工場と豪州工場の減損の適用、欧州子会社の繰延税金資産の取り崩し、ダイムラークライスラーへの三菱ふそう売却の損害賠償など、合計2150億円を特別損失に計上した。
このため、最終赤字は前回予想よりも2320億円増えて4720億円となる。