オートリース市場調査、伸び率鈍化

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シンクタンクの矢野経済研究所は、2004年版の自動車リース現状と展望をまとめた。

調査はオートリース事業者及び周辺事業者、自動車メーカーを対象に、昨年6月から9月にかけて直接面談、郵送アンケート、電話などで調査した。

この結果、2004年3月末の自動車リース市場規模は280万台で、全保有台数に占める市場規模は3.7%だった。

自動車リース市場の成長をけん引しているのはリース車保有5万台以上の上位14社で、これらの14社の保有台数は164万4000台と、全体の58.7%を占める。保有台数上位企業に集中化している。上位14社の直近2年間の保有台数の伸び率は14.8%増で、市場全体の10.7%増を上回る。

法人の自動車保有台数は2370万台で、自動車リースを積極的に採用している従業員300人以上の大企業のリース導入率は7割弱だったと、している。

同研究所では、これまで拡大基調だったオートリース市場だが、この先成長が鈍化し、2010年の市場規模は315万台と見ている。

《レスポンス編集部》

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