北米国際自動車ショー、通称デトロイトモーターショーが9日、開幕した。『アズィール』は、日産がデトロイトに持ち込んだコンセプトモデル。
出展モデルは、あくまでもデザインスタディの段階で、このまま市販化することは無さそうだが、北米トヨタの第三のブランド「サイオン」の『tC』が同様のコンセプトで成功しているだけに、デザインを部分的に活かした形で登場する可能性は極めて高い。
アズィールのネーミングは「agile」(アジャイル)=俊敏をベースにした造語。「C」プラットフォームをベースにした2+2のコンパクトスポーツクーペは、ターボチャージャー付き4気筒2.5リットルエンジンに6速MTを組み合わせた前輪駆動。サイズ的には北米モデルの『セントラ』や日本の『サニー』と同等のコンパクトセグメントとなる。
ルックスの特徴は、前後ショートオーバーハングデザインのコンパクトデザイン。セダンボディをベースにしてクーペ化したスタイルは、古くの名車『510ブルーバード』や最近の「セントラSE-R」の未来形ともいえるもの。