アメリカでの今年の年間リコール件数が過去最高となる見通しとなった。11月末現在までのリコール総数はおよそ2500万台。これまでの年間リコール件数記録は2000年の2460万台。
中でも最多のリコール件数を記録したのがGMで、北米でのリコール総数1050万台。2002年には570万台、2003年には780万台だったので、ここ数年リコールが急激に増えていることになる。
また、2003年と比較してリコール件数が急増したのはトヨタの89万台で、03年とくらべるとなんと4倍に上る。
リコール急増の裏にあるのはコンポーネントの共有による開発期間の短縮というメーカー側の事情に加え、欠陥に対する報告義務が強化されたこと、集団訴訟を恐れてメーカー側が早めに対処するようになったこと、などが挙げられている。