【新聞ウォッチ】トヨタ マークX、トヨペット店の復権ねらう

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年11月10日付

●トヨタ「マークX」発売、若者層狙い(読売・8面)

●広州ホンダが第二工場建設へ(読売・8面)

●環境税綱引き、環境省と経産省(読売・8面)

●自動車5社、三菱除き増収増益 9月中間決算(朝日・11面)

●プジョー2万台リコール(毎日・26面)

●マツダ4年連続増収増益(東京・8面)

●マツダ フォードと提携拡大、社長表明、東欧生産など検討(日経・13面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の看板車種のひとつ『マークII』の後継車となる『マークX』がいよいよデビューした。きょうの各紙が新車の横で張冨士夫社長がポーズを取っている写真付きで掲載している。

「いよいよ」と表現したのは、筆者も、9月からこのマークXの開発を統括した山本卓チーフエンジニアらの取材を進めて、小本にまとめ上げたためで、新車発表会が終わるまでは何となく落ち着かなかった。

車名変更の経緯やクルマの性能などは各紙が取り上げているとおりだが、今回、マークXのデビューのもう一つの意義は、この車種を販売する「トヨペット店」の復権を狙った営業戦略も含まれていることも忘れてはならない。

マークIIは1968年の発売以来、トヨペット店の基幹車種だが、ピーク時は販売構成比の30%以上を占めていたのが、今では10%以下に落ち込んでいる。きょうから始まる店頭での試乗会などには、前代未聞のヒト、モノ、カネ、を投入するという。

取材中でも販売第一線の責任者が「売ってみせます」と力説していたのが印象に残っていた。月間目標の5000台はやや控え目だが、売れすぎて“事件”になることを関係者は望んでいるようだ。

《福田俊之》

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