トヨタ自動車の張富士夫社長は9日の『マークX』の発表会で、各社の高級セダンの投入によって「セダン市場は活性化するだろう」と述べ、セダンの復活に期待を表明した。
直近では国内市場のセダン比率は17%程度まで落ち込んでいる。張社長は「私自身は25%くらいまで回復すると見ている」とし、「FRセダンの原点に戻った」(同社長)というマークXの貢献に自信を示した。
また、張社長は「自動車の1世紀余りの歴史で、セダンは車の理想のスタイルとして支持されてきた。ミ二バンはせいぜいこの10年程度」と指摘し、セダンへの思い入れを語った。