欧州フォードは去る2日、WRC(世界ラリー選手権)参戦の強化・長期化を発表した。過去8年間フォードのWRC活動を手がけてきた、イギリスに本拠を置くMスポーツ社と新たに4年間の提携を結んだ。
フォードは引き続き『フォーカス』でWRCに参戦する。現行の「RS WRC」が2005年のチャレンジャーとなるが、06年シーズンからは、今月末に公道仕様が欧州で発売される新世代フォーカスをベースにする。
ベルギーのブリュッセルで開催された発表会では、「フォーカス2006WRCコンセプト」も披露された。
今回発表された長期計画は、フォードのモータースポーツ戦略を徹底的に検討した結果だという。
フォードはWRCをピラミッドの頂点とし、ジュニアWRCから、ツーリングカー・レース、フォーミュラ・フォード、ワンメイク・レースシリーズ、ベーシックな“グラスルーツ”=草の根カテゴリーに至るまで、モータースポーツの様々な分野に関わってゆくと明言した。