第38回モーターショーにおいて、三菱ふそうと並んで最大級のブース面積を確保した日野自動車。「安全フロントランナー」「環境フロントランナー」というテーマのとおり、安全と環境に関する先端テクノロジーを満載したコンセプトカー群が目を引く。
圧巻なのは、一挙に6台出品されたハイブリッドカー。同社のハイブリッドバス・トラックは上高地、日光などの国立公園内のバスや、宅配便トラックなどですでに多くの使用実績をあげているが、さらに性能を上げたIPT(非接触大電力充電)バス、路線バス向けのハイブリッドバス、米国市場向けのハイブリッドボンネットトラックなど、多彩な商品群を提案している。
安全では国交省の提唱するASV(先進安全自動車)計画に沿ったASVモデル3台を展示。ミリ波レーダーなどを駆使して、大型車の事故の大きな要因となっている死角をゼロにするといった試みがなされている。