顧客は一流企業や在日大使館…白タクを摘発

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警視庁は26日、国土交通省から旅客自動車運送事業の認可を得ないまま、高級車を使った白タク営業を行っていたとして、東京都新宿区を拠点に営業する運転代行業者を摘発し、58歳の社長ら4人を道路運送法違反(無許可営業)の疑いで逮捕した。

警視庁・交通捜査課、同・四谷署によると、白タク営業を行っていたとして道路運送法違反(無許可営業)で逮捕されたのは、新宿区内を拠点に運転代行業の会社を経営する58歳の社長の男と、幹部社員3人。

この会社は国土交通省の認可を必要としない運転代行業を行いながら、別の部門が高級車を使った白タク事業を展開していた。

白タク営業用には高級乗用車やワゴン車などを用意。他のハイヤー会社よりも格安な料金だったこともあり、大手企業はもちろん、大学や在日外国大使館からの利用もあったという。

会社全体の年間売上額は約5億円だが、このうち1億円が白タク事業によって稼がれていたとみられる。

直接の逮捕容疑は昨年12月から今年4月までの間、中央区内の大手製薬会社など10の顧客から依頼を受け高級乗用車を運転手付きで手配。代金として約59万円を受け取っていたというもの。

取り調べに対し、社長は「企業努力で他のハイヤー会社よりも安くしていた。違法性はないと思っていた」などと供述しているという。

警察では1977年の会社設立直後から白タク営業を続けていた可能性もあるとして、押収した資料の分析を急ぎ、営業の実態を把握したいとしている。
《石田真一》

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