シーズン途中でチームから離脱したクリスチアーノ・ダマッタに代わり、F1復帰を果たしたトヨタ・テストドライバーのリカルド・ゾンタ。日本GPは新加入のヤルノ・トゥルーリにシートを譲ったが、引退したオリビエ・パニスの後任として母国ブラジルでの最終戦へ出場出来ることに大きな喜びを感じているよう。
「ブラジル人として、インテルラゴスでドライブすることは僕にとって極めて重要な意味を持っているんだ。ドライバーたるもの、生まれた国でレースしたいという気持ちは誰しもが持っていると思う。僕にとっては何度もレースした思い出のトラックだし」
「だから今週末のレースに関してはいい感触を持っているんだ。インテルラゴスはバンピーなトラックで、今年はそのタイプのトラックに苦戦させられているから、『TF104B』のパフォーマンスは実際やってみないと分からないけれど」
「上海では初めてのトラックにも関わらず入賞圏内の8位を走行できた。サンパウロはその反対で、熟知したサーキット。きちんと仕事をこなして、上海のようなスピードが実現できれば、すごく楽しいレースになると思う」
ゾンタは99年BAR時代にブラジルGPに出走するも、プラクティス中に足を骨折するアクシデントに見舞われた。