【キャデラック STS発表】アメリカのクルマ作りは転換期

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【キャデラック STS発表】アメリカのクルマ作りは転換期
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アメリカのLクラスセダンは、かつては全土に広がる未舗装の道路を走行することを考慮して、サスペンションの構造を故障しにくい簡単なものに、またセッティングはストローク幅を大きく取って徹底的に柔らかくというのが普通だった。

しかし12日発表のキャデラック『STS』はそのような過去のアメリカンセダンの伝統とは完全に訣別した。STSのサスペンションは前:上下不等長アーム式ダブルウィッシュボーン、後:マルチリンク式。

ストロークの大きさよりロードホールディング、舗装路での乗り心地の良さを追求しており、アメリカのクルマ作りが転換期を迎えていることを感じさせる。アームには、ばね下重量の軽減のためにアルミ製パーツが多用されている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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