BMW『1シリーズ』(21日発表)は欧州市場におけるCセグメント(全長3.85−4.3m。VW『ゴルフ』と同クラス)に属するモデルだが、そのなかで唯一、後輪駆動方式を採用している。
トランクを持たないハッチバック形状のボディであるにもかかわらず、他のBMWのモデルと同様、前後の重量配分について、徹底的にチューニングを施している。1名乗車のときには重量配分は52:48、4名乗車時に50:50となる。
重量配分を最適化するため、エンジンの重心ををフロントアクスル後方に置くフロントミッドシップ方式を採用。ドライバーズシートのヒップポイントも、ホイールベースのほぼ中央に配置している。さらにバッテリーをラゲッジスペース内に搭載するなど、あらゆる工夫がなされている。